先日イタリア語のレッスン中に私の好きなものについて、話しました。
美術が好きで、クラシック音楽が好きで、旅行が好きでなどと話していて、サッカーのことを話す段になりました。
イングランドのクラブチームのアーセナルが大好きで、日本でも監督をしていたヴェンゲルがいて、素晴らしい若手がたくさんいて、美しいサッカーをしていてなどなど熱く語っていました。
(アーセナルについても少し書いているのでぜひ読んでみてください!)
アーセナルというチームの性格
その中で、なぜアーセナルを好きになったのかについても話しました。
今はなきフジテレビのマンデーフットボールを見ていた時に、とんでもない選手を発見したんだと。
その選手は、パスよし、シュートよし、ドリブルよし。何でもできる選手でした。
その日の試合でも、ペナルティーエリア外から美しいボレーシュートを決めていました(たしかブラックバーン戦だったかと思います)
そのあとも、定期的にその選手は取り上げられ、別の日には美しいフリーキックを決めていました。
その名はセスク、ファブレガス。
私がアーセナルを好きになったきっかけでした。
その後、他の選手や監督も好きになりましたが、最初のきっかけはセスクでした。(下の動画のサムネの人物です)
(出典:アーセナル公式YouTubeチャンネル)
先生に「セスク・ファブレガスに一目ぼれをしたんだ!」とイタリア語で言いたかったのですが、一目ぼれがどうしても出てきませんでした。
イタリア人もよくやりますが、言葉だけが出てこず「言いたいことわかるでしょ。察して」の表情を私も知らず知らずしていたのか、先生が察してくれて、
一目惚れは colpo di fulmine だよと教えてくれました。
さてこちらの言葉を少し見ていきましょう。
il colpo は「一撃、打撃」など。バシッっとたたくイメージです。
di は 「~の」を表す前置詞
fulmine は「雷」
合わせて日本語に逐語訳をすると
「雷の一撃」です。
これはイタリア語だけでなく、フランス語でも同じように「雷の一撃」で一目ぼれを表すそうです。(フランスに留学していた友人談)
もしかするとラテン語系のスペイン語やポルトガル語も同じかもしれません。
恋愛だけではなく、何か好きなことをイタリア語で話すときになんで好きになったかをこの colpo di fulmine で表現できたら、素敵かと思います。
ぜひ旅行で訪れた時に使ってみてください。
私のブログでは、そのようなcolpo di fulmineしたものから、日々の気づきまで様々なことを書いています。こちらもあわせて読んでください!
なぜ西洋美術史を学ぶのか
日本とイタリアの「お・も・て・な・し」の違い
6か月前までファッションに全く興味がなかった男の話
美術史とはサッカーと同じである。
それではみなさんCiao Ciao