今回はヴェネツィアの学生生活の一端を紹介したいと思います。
今回は学生がよく集まる広場について。
それは Campo Santa Margherita です!
なかなか観光客の方が来るエリアではないので、地元の方の生活を垣間見ることができるところです。
ちなみに場所はここです
イタリア語を勉強された方であれば、なぜpiazzaではなくcampoなんだと思うかもしれません。
ヴェネツィアにはpiazza(広場)と名の付く広場はほとんどありません。
(有名なところでは、piazza san marco サン・マルコ広場)
大体がこのcampoです。
campoはもともと「畑」を意味します。
みなさんご存知のようにヴェネツィアは海の上に造られた島で、空いている土地はあまりありませんし自然もあまりありません。
昔の人はどうしたかというとその現在campoと呼ばれている場所に畑を作って農作物を育てていたようです。
そのため、今でもそのなごりでcampoという名前広場にもついているそうです。
みなさんもヴェネツィアを訪れた際は、広場の名前を示す看板があるので確認してみてください。
この広場は、昼夜問わず学生が集まる場所です。
とてもお世話になった場所です。
特に夜ですが、飲みに集まるというと大抵ここでした。
「じゃあCampo(カンポ)集合で」というのがお決まり。
Campoはたくさんありますが、大学生にとってCampoと言えばこのCampo Santa Margherita。
それは全員にとって暗黙の了解でした。
広場にはレストランやバールなど飲食店がたくさんあります。
この周辺に大学の施設もたくさんあるので、夜になると学生が集まってきます。
お店でお酒とおつまみを買って外に出て広場に座りながら飲む。またはスーパーで買ってきたものをその辺に広げて食べたり飲んだりします。
ヴェネツィアは自転車も車も通る心配がないので、気にせず地面や階段に座りながらゆっくりと飲めます。
(酔って水路に落ちるのだけはご注意を)
日本ではなかなかできない開放感の中飲むお酒はおいしいです。
そして大体、広場で飲んでいると友人がやってきて、一緒に飲み始めますが必ず知らない人を連れているのでどんどん人の輪が広がっていきます。
日本にもこういうイタリアのpiazza(広場)があれば出会いの場がもっと自然に増えていくんだろうなと思いました。
少子化にもひょっとすると効果があるんじゃないかなと。
自分にとっては飲みの場としても思い出深いこのCampoですが、もう一つの思い出として行きつけのpizzeria(ピッツェリア)がありました。
名前はpizza al volo (ピッツァ・アル・ボーロ)。
寮住まいの時は、お昼にここでピザを買ってその辺で食べていました。
何種類か種類がありましたが、自分のお気に入りはソーセージとポテトのピザ
薄いカリットした生地に、トマトソース、チーズ、ソーセージ、そしてポテトがのっています。
大きさと味もさることながら、驚きなのは値段。
驚きの一切れ2ユーロ。
ヴェネツィアの他の場所でもいろいろピザを買いましたが、ここまで安いところは見たことはないです。
なので、お昼時になると学生がいっぱい入ってきていつも大盛況でした。
(写真を撮っていなかったので、このリンクで詳しくは見てください!)
ヴェネツィアに留学予定の方はこの広場でたくさんお世話になると思います!
この広場でたくさん飲んで、お酒の力も借りつつイタリア語を上達させるのもいいと思います!
それではみなさん Salute!