先日ドイツ語のオンラインレッスンをしました。
その中で、方言の話になりました。
ウィーンの出身の人なので、スタンダードのドイツ語とウィーンでの言い回しの違いについて少し教えてくれました。
まずは「こんにちは」の表現
通常のドイツ語 Guten Tag
ウィーンでの表現 Grüß Gott
以前、南ドイツでもこのGrüß Gottという表現が使われていると本で読んだことがありましたが、まさかウィーンでも使われているとは知りませんでした。
また面白いのが Grüß Gott のそれぞれの単語の意味。
Guten Tag は gut と Tag で「よい日」という意味になります。
これはスペイン語・フランス語・イタリア語でも同じだったのでまあそうだよねとあまり驚きはありませんでした。
それがこの Grüß Gott はちょっと違うので、驚きました。
Grüß は Grüßen という動詞で、「あいさつする」
Gott は 「神様」
あわせて「神様にあいさつする」でこんにちはの意味になるそうです。
今日も会えたことを感謝しましょうとかお互い今日も無事に過ごせるよう、神のご加護がありますようにとかいう意味があるのかもしれないですね!
ちなみにウィーンでは別れ際に、TschüssではなくBaba(発音:バッバー 最後の方のばを少し伸ばす)というそうです。
今すぐウィーンに行く予定はありませんが、今度行ったときは絶対に使ってみたい表現です!
もしウィーンに行く機会がある方はぜひお試しあれ!
それではみなさん Baba!