ある日友人とスカイプをしていました。
近況報告などしながらいつものように話が進んでいました。
最後に彼から
「Maruyama da Gunmaは今の仕事を始めてから変わったよね。何か変わった大きな要因やきっけはあったの?」と聞かれました。
その時は、少し考えましたが答えることができませんでした。
そのため、今回はこの場をかりて彼への問いに回答したいと思います。
私がきっかけだと思うのは2020年のコロナウィルスによる緊急事態宣言によって5月、6月と自宅待機していた時の出来事です。
この時は、働いているショッピングモール自体が休業となっていたため、一日中家にいました。
思いがけず時間ができたため、何をしていたかというと美術史の本を読んでいました。
なぜ、そのようなことをしていたかというと私の中で大学を卒業してからずっと思っていたことがあったからです。
それは、大学時代に美術史の勉強をしっかりとやってこなかったという思いです。
卒論を提出後、卒業が決まった後ずっと付きまとっていたことでした。
その後悔を成仏させるためにも、美術史を学び直そうと思いました。
ただ、それをしばらく続けているうちに虚しさを覚えました。
いつまでも過去の出来事に執着し、「今を生きていない」ように感じたからです。
その時に、ふとこれまでの人生を振り返りました。
そうすると、中学でも高校でも同じことを繰り返していたことに気づきました。
サッカーもヴァイオリンもやめた後に、後悔しまた始める。
これまでもそのような失敗を繰り返してきていたにも関わらず大学時代も同じ失敗をし、そして現在の仕事でも同じ過ちを繰り返そうとしていました。
ではこのようなことを繰り返さないために何をすればよいかと考えた時に、今やらなければいけないことをしようと思いました。
そこで、現在の仕事に少し集中してみることにしました。
そうした生活を1か月ほど続けてみると、今まで経験したことのない感情を抱きました。
それは充実感でした。
働いている間の幸福感が少しばかり上がったように感じました。
過去や未来に意識が飛んでいないがゆえに、目の前で起こる出来事に対して敏感になり、考えることも増えたようになった影響か、その当時書いていたブログも以前のものに比べ少しばかりいい内容になっています(個人の見解です)
最初の問いに戻りますが、私が思う変化したきっかけは、
「自粛期間中に過去の整理ができ、目の前のことに以前よりも取り組むようになった」というのが彼の質問に対する回答となります。
伝わりきらなかったら、個人的にメッセージください。
それでは、Ciao Ciao.