続 ドレミの歌 イタリア語版の話

ザルツブルクの風景
音楽

先日英語の原曲と日本語では歌詞が違うということをご紹介しました。

次に来た疑問として イタリア語どうなんだ? ということです。

昨日またイタリア語のレッスンがあったので聞いてみました。

最初は映画自体を知っているかのチェック

Maruyama
サウンドオブミュージック知ってる?
先生
知らん…

そんなはずはないなと思って、『ドレミの歌』のYouTubeのリンクをはって送ったところようやくわかってくれました。

タイトルがイタリア語だと違っていたためにわからなかったようです。

イタリア語では Tutti insieme appassionatamente でした。

和訳すると いつでもどこでもみんな一緒 という感じでしょうか
(appassionatamente が「情熱的に」という意味なので意訳で「いつでもどこでも」と訳してみました)

イタリアでは毎年クリスマスの時期にこの映画がテレビで放送されているみたいです。
それも何十年間も。

日本と違いイタリアでは、クリスマスは家族で過ごします。
サウンドオブミュージックはある大家族のこころ温まる話なので、毎年こうして放送されるんじゃないかなと先生は言っていました。

先生もリズムをつけて歌ってくれたので、イタリア人にも結構なじみのある曲なんかなと思いました!

ドレミの歌 イタリア語版 歌詞 (il testo della canzone)

伊   Do:se do qualcosa a te
和訳 ドーは君に何かを上げること  (dareは「与える」という動詞の1人称単数形)

伊  Re:è il re che c’era un dì
和訳 レは王様  (c’era un dìの意味が分かりませんでした…)

伊       Mi:è mi per dire a me
和訳   ミは自分を呼ぶ時

伊       Fa:la nota dopo il mi
和訳   ファはミの次の音符

伊      Sol:il sol di fonte a me
和訳  ソルは目の前にある太陽

     La:se proprio non è qua
和訳  ラはここじゃないよ 

伊   Si:se non ti dico no 
和訳  シは君にノーとは言わないよ 

イタリア語の歌詞を知って…

イタリア人は ファ でネタが見つからなかったのか(笑)

(英語版だと  がこのイタリア語と同じような感じになっています)

特に、 と  は単語が対比になっていてイタリア語らしい表現で面白いです。

 qua は物理的に近く「ここ」 la は物理的に離れた「あっち」 qua⇔la
 イタリア語では Sì が英語でいうところの Yes Sì⇔No

これは英語版に比べてかなり難しいクイズになりそうですね。
イタリア語学習者の飲み会で、かろうじて使えるかな… というレベルですね。

外国語学習者の方はこの歌を話すネタにして会話の練習をしても面白いかなと思います!