貴方の「入場曲」は何ですか?

オペラの殿堂ミラノスカラ座にて
音楽

野球やプロレスだとその人の入場曲があるのをご存知の方も多いかもしれません。
試合は彼らにとっての仕事ですから、その仕事のためにテンションをあげるためと言っていいかもしれません。

僕は野球やプロレスについてこれから話したいのではありません(私はサッカー派です!)

今回は自分が仕事に行くときにみなさんはどんな曲を聞きますかという話です。
今や老若男女問わず電車の中でイヤフォンをしている方をよく見かけます。
私もその一人です。

そういった人たちを見るといつも何を聴いてるのかなと思います。
これから仕事だから何とかテンション上げようとか、昨日やなことあったから好きな曲聞いて元気出そうとか、試験前だからリラックスしたいなとか選曲理由は人それぞれかと思います。

今私が仕事に行くとき聴いている「入場曲」はドヴォルザークの『交響曲第9番』(新世界)です!
第4楽章はよくコマーシャルでも使われていて、冒頭のメロディーが「ターーラン、ターーラン、ターラン、ターラン、タラタラタラタラ・・・」
(わかりずらいですね。。。 こちらの曲です ドヴォルザーク『交響曲第9番』

第4楽章が非常に有名ですが、
毎朝自分は第一楽章を聴いています。とにかくかっこいい!

この交響曲はチェコ出身であるドヴォルザークがアメリカに渡ったのちに作曲したものだそうです。
なので第1楽章を聴いているとエネルギーに満ち溢れたドヴォルザークが「アメリカでいっちょがんばるか」といった決意表明のように自分は勝手に解釈しています (笑)

第2楽章では故郷のチェコが恋しくなったのか思いをはせるような叙情的な音楽になります。
ドヴォルザークもホームシックにかかったのでしょうかね。

第3楽章になると、何のために故郷を去ってアメリカに来たのか、まだまだがんばらないとという再度気合を入れなおすようなまた力強い印象を受ける雰囲気に曲が様変わりします。
そして最大の山場の第4楽章。「アメリカで大一番にうってでやるぞ」というようにドヴォルザークが意気込んでいるように思ってます。
完全なる勝手な解釈です!

このMaruyama Da Gunma的解釈にのっとるとこの交響曲を作ったドヴォルザークの状況と自分の状況が非常に似ているので、第1楽章を今の自分の「入場曲」にしています。

自分は去年の11月に東京での仕事を辞めて群馬に帰郷、今軽井沢で働いています。
新しい職場にもようやく慣れてきましたが、初めての業界、職種のため自分にとっては全てが新しいことばかりです(まさに新世界!)
そんな新しい世界に一歩踏み出した自分とアメリカという新しい世界にわたったドヴォルザークを、おそれ多くも重ね合わせているということです!

自分は大した人間ではないですが、こうして偉大な人物と勝手に同じ心境に入ることでなんだかいつもへんな力がわいてきます(笑)

音楽を聴きながらテンションを上げる方法は人それぞれですが、その曲の生まれた背景や作曲者自身の人生を今(あるいは過去・未来)の自分と重ね合わせると
さらに感情移入して、通勤・通学も少しばかり気持ちが上向くのかもしれません。

ぜひ自分だけの「入場曲」を見つけて仕事・勉強に入ってはいかがでしょうか!?